心理系
S・Sさん
東京大学大学院 教育学研究科 臨床心理学コース

家族心理学を極めたい
私は、大学の授業やゼミを通して家族心理学に興味を持ち、学部3年の秋頃には、家族心埋学を学ぶことの出来る大学院への進学を考えていましたが、具体的な受験勉強については、何をどこから始めて良いのかわからず、大学院に合格された先輩方にはKALSに通っていらした方が多く、自分一人で勉強していたらきっと途中で挫折してしまいそうだと思ったので、4年の4月からはKALSに通うことを決めました。

心理学対策
KALSに通い始めてからは、心理学概論の授業を必死でノートにとり、毎回配布されるレジュメの内容とともに自分でまとめ直すことを中心に勉強していました。その中で、自分に不足している知識を「心理学事典」や「キーワードコレクション心理学」などで補い、ノートを作り上げていきました。臨床の分野は臨床心理学特講と心理学の授業内容や「よくわかる臨床心理学」などを用いてノートにまとめました。

英語対策
英語については、3年の3月頃から大学の友達と勉強会を開き、Hilgardを2週間に3章のペースで読み進めるとともに、KALSで心理系英語を受講しました。自分で読むだけだと、読んだつもりになってしまいがちなのですが、KALSでは時間を区切った中で和訳・要約の練習をすることが出来たので、短時間でも深く読み込むことや要点を掴むことに自信が持てるようになりました。

過去問対策
入試が近くなると、過去問研究の重要性に気づきました。大学院によっては、臨床心理学の分野しか出題しなかったり、統計をしっかり理解しておかないといけなかったりと、出題傾向が様々です。なるべく早い段階で過去問を取り寄せて、傾向を把握しておくことをお勧めします。

本試験報告
本試験についてですが、1次試験の専門科目では論述問題ばかりで、3時間書き続けていました。KALSの授業で習ったり課題としてまとめたりしていたものが数題出題されていました。試験問題を解きながら、作ったノートを何度も読み返しておいてよかったと実感しました。2次試験の面接では、受験勉強ではあまり考えることのない「卒業後のこと」や「研究方法」などを質問されたので、入学後のこともしっかりと考えておくことが必要だと思います。

最後に
KALSでは友達と並んで席をとり、授業の合間には休憩室でなにげないおしゃべりを楽しんだりしていました。励まし合ったり息抜きしたりしながら学べる環境にいたことが受験勉強の精神的な大きな支えになっていました。そして、なにより、わかりやすい講義とレジュメで、受験勉強の後押しをしてくださったKALSの先生方に感謝します。


 
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