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2005年4月開講予定のアカウンティングスクールについて大学別にチェック! 河合塾ライセンススクール大学院入試対策講座の専属チューター(経済・経営・会計系)が、各校の説明会に参加したり、ホームページや資料・案内書を参照しながら、その概要についてレポートします。志望校選択のご参考にしてください!
 アカウンティング・スクール特集 大学別レポート第7弾は、千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科について紹介します。千葉商科大学の学長は、大学改革で有名な前政府税制調査会会長の加藤寛教授です。この、加藤教授の大学改革の一環として、会計専門職大学院の設置が進められています。その内容とはどのようなものなのでしょうか。
名称
千葉商科大学会計ファイナンス研究科
定員
入学定員70名(収容定員140名)
入試概要
・第1期(20名)
 願書受付開始 : 1月11日(火)
 願書受付締切(郵送) : 1月20日(木)
 願書受付締切(窓口) : 1月22日(土)
 選考日 : 1月30日(日)
 合否通知発送 : 2月4日(金)
・第2期(25名)
 願書受付開始  : 2月8日(火)
 願書受付締切(郵送) : 2月17日(木)
 願書受付締切(窓口) : 2月19日(土)
 選考日 : 2月26日(土)または27日(日)
 合否通知発送 : 3月4日(金)
・第3期(25名)
 願書受付開始 : 3月8日(火)
 願書受付締切(郵送) : 3月17日(木)
 願書受付締切(窓口) : 3月19日(土)
 選考日 : 3月26日(土)または27日(日)
 合否通知発送 : 3月31日(木)
選抜方法
・AO入試
 次の(1)〜(3)により、総合的に判断
 (1) 提出書類の審査(出願理由書等)
 (2) 小論文(社会・経済分野または会計分野に関わる時事問題から1題を選択)
 (3) 面接(個人面接)
学費
入学金 : 302,000円
大学拡充費 : 77,000円
授業料 : 1,140,000円
学園整備費 : 147,000円
合計額 : 1,666,000円
問合せ先
入試広報課 TEL.:047-373-9701
1, 会計ファイナンス研究科が育成する高度専門職業人の人物像について
 今日の会計やファイナンスをめぐる環境変化は劇的であり、個人の学習努力の範囲を超えた状況にあります。本研究科では、理論的知識はもとより、実務についても即戦力となりうる人材をより多く育成することを目標としています。具体的には、次の4つの能力を身につけた会計やファイナンスの高度専門職業人育成を目指しています。すなわち、(1)IT(情報技術)の高度化に対応する能力、(2)企業や公共部門、NPOの会計やファイナンスに対応できる能力、(3)国際的な会計基準に対応できる能力、公正さや倫理性について信頼される能力、です。そして、(a)公認会計士、(b)企業、公共部門、NPOの経理・財務および監査の専門家、(c)M&Aなど総合コンサルファームの専門家、(d)会計システム、株式上場などのコンサルティング専門家、(e)ファイナンシャル・プランナー等に就く人材育成を想定しています。
2, 会計ファイナンス研究科の教育課程編成の考え方について
 会計ファイナンス研究科は、次の6つの考え方に基づき、教育課程を編成しています。すなわち、(1)専門を極める2つのコースを設定、(2)体系的・段階的な教育課程の編成、(3)公認会計士やCFP資格取得にも対応した科目の設置、(4)情報技術と倫理学の重視、(5)会計ファイナンス演習におけるコミュニケーション能力の育成、(6)ナビゲーターによる学生の履修指導や日常的な相談、将来の進路相談、です。(1)のいう2つのコースとは、会計コースとファイナンスコースであり、それぞれの分野の高度専門職業人育成という目的達成のために、授業履修を容易にする工夫がされています。(2)は、理論知識を学習する科目と、実務的内容を学修する科目を設置し、履修指導上、それらを基本科目群、発展科目群、応用・実践科目群に分類しているということです。これにより、基礎をしっかり学び、最終的には修了までに実務界で必要とされる高度な知識・能力の修得を目指します。(3)は、公認会計士試験CFPの資格取得に対応した科目の設置をしているということです。また、本研究科で、一定の教育課程を修了すると、国際資格であるCFP資格審査試験の受験資格が得られる予定です。(4)は、情報技術は今日の情報化社会での必須のツールであり、倫理性も将来の子度専門職業人に求められる資質であることから、これら2つの科目は、1年次の必修として設置されているということです。(5)は、必修である演習科目で、会計およびファイナンスのスペシャリストに必要なコミュニケーション能力を、ゼミナールや実務研修を通じて身につけるということです。(6)は、演習科目の担当教員が、学生とコミュニケーションをとり、ナビゲーターとして学生の履修指導や日常的な相談、将来の進路相談にも対応しているということです。
 また、授業に関しては、平日、土、日の昼間の授業は、市川キャンパスで行われます。そして、社会人学生への利便性を考慮し、一部を平日夜間に虎ノ門サテライトでも開講することとなっています。
3,会計ファイナンス研究科の入試について 〜KALSからのアドバイスも含めて〜
 会計ファイナンス研究科の入試は、上記の表の通り、(1)書類審査、(2)小論文、(3)面接の3点を総合的に考慮し合否が判定されます。ここでは(1)を中心にアドバイスをしたいと思います。(1)で特に重視されると思われるのは、出願理由書と資格取得を証明する書類の2点です。後者は、該当者のみなので、資格をお持ちでない方は関係ないと思います。ただし、これは、資格があれば多少のアドバンテージがあるということで、ないからといって決して不利だということはないでしょう。前者には、次の3つの項目を各項目1,200字以内で書かなければなりません。すなわち、(a)活動実績および経歴、(b)本学会計専門職大学院で学びたいこと、(c)修了後のキャリアプラン、です。
 既にお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、過去の特集等を見る限り、他の会計専門職大学院の志望理由書とほとんど共通する内容です。それならばこれらの内容でどのように評価されるのでしょうか。それは場合において多少異なります。まず(a)では、過去にどのような意志のもとに、どのように行動してきたか、ということがわかります。良くも悪くも過去は変えられませんが、何かしらの一貫性や問題意識を持ち、現在に至っているかということが反映させることがより評価されるものと思われますので、その点を意識しつつ作成することをお勧めします。(b)は、(a)と(c)の架け橋といるでしょう。(a)とは結びつけられないかもしれません。しかし、(c)には絶対に関連性を持たせるよう、授業科目等を踏み台にして書いてください。(c)は、繰り返し過去の特集で触れていますので割愛させていただきます。 (a)から(c)まですべてに言えることは、一貫性と論理性を持たせることです。一貫性があると、ある程度きれいな流れができるでしょうし、それに論理性が加わることにより、より説得力のある文章になります。納得のいくまで何度も校正し、完成させてください。(2)では、社会・経済分野または会計分野における時事問題に関する小論文です。ポイントは、時事問題ということでしょう。それぞれの分野で現在話題となっていることはなんでしょうか。会計分野でいえば、より専門的なものを排除して考えると、無形資産(ブランド)会計、減損会計、ちょっと古いかもしれませんが、税効果会計等が挙げられるでしょう。また、エンロン事件も当然のことながら押さえるべきトピックです。このようなトピック探しには、イミダスや現代用語の基礎知識等の本を利用し、そのトピックについてさらに詳しく調べ、自分なりの見解をまとめておくことが良いと思います。(1)および(2)の対策をすることにより、自然と(3)の面接対策にもつながると思われますので、(1)および(2)をしっかり対策することをお勧めします。
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