受験の動機は
臨床心理士の資格をとるため、また、自身が、将来医療現場で働くことを希望しているため、精神医学に密接な関わりを持つ当該大学院を志望した。
学習方法
河合塾で出席した授業は、前期(最初の半年)…「心理学概論」「ミドルグレード英語」「心理系英語」「心理統計学」 後期(次の半年)…「心理学」「OP臨床心理学論述演習」です。最初の半年間で、英語と一般心理学をやり、後の半年で、臨床心理学をみっちりやろうと計画しました。
一般心理学については、基本的には、河合塾での講義以外の勉強はしていません。先生が口頭で伝えた説明をレジュメに書き加え、それを後日、復習の際に用いました。復習とは、レジュメと4〜5冊の参考書をもとに、各用語の説明を1用語につき、7〜8行程度に自分の言葉でまとめました。使用した参考書は全て河合塾で勧められたものです。
臨床心理学も、河合塾での講義以外の勉強はほとんどしていません。ただ、受験する学校が「精神医学」よりで「実践」を重視している学校であるため、試験にもそこらへんのことが良く出ます。そのため「精神医学ハンドブック」を試験前には読み、また、テスト系の詳細な問題がよく出る学校であったので、テストについての個所のみ「心理臨床大辞典」を読んでいました。その他、講義の受け方・復習方法は一般心理学と同様です。
英語については大学受験時から10年以上離れていたもので、まずは英語に慣れることから始めました。よく言われることですが、大学受験時程度(英検2級)の英語読解レベルと心理英単語の和訳ができれば、大概の学校には通用すると思います。
英語は、予習・復習の両方が大切だと思います。授業を受けたら、当日もしくは翌日にその復習ノートをまとめました(最長でも1週間以内には復習をした方が忘れにくいと思います)。
KALSで学習して良かった点
第一は、講師の説明がわかりやすい事(本当に分かり易いし、おもしろい授業なので、2時間集中できました!)です。毎日通うのが楽しみでした。心理系英語ではテキストに全訳がのっていること、DVD補講があるので自分の時間に合わせて授業が受けられること、自習室が平日は夜21時まで開いていることです。ただ予備校に通うだけでなく、合格は難しく、予備校で教わったことをきちんと消化することが大事です。
私は大学を卒業後、約7年間会社員を経験し、一念発起し、大学院進学のための勉強を始めました。大学が他学部であったため一からの勉強となりましたが、約1年の勉強で無事に合格いたしました。心理系大学院の受験は、頭の良し悪しで決まるものでなく、努力量(勉強した量)に比例するものと思われます。勉強期間中は、精神的に不安定な状態になったり、様々な遊びの誘惑等、あると思いますが、1年後の自分を想像して、がんばってください。 |