理系
Yさん

横浜国立大学大学院 環境情報学府環境システム専攻


私はこの度、横浜国立大学大学院環境情報学府に特別選抜で合格することができました。一般試験と違い、書類審査と口頭試問だけでしたが、これから大学院を目指される方に、少しでも参考にして頂ければと思い、私の合格体験談を述べさせて頂きます。


学習方法についてのアドバイス
私は他大学からの受験でしたので、大学院入試という、情報が極めて少ない中、大学院受験に関する色々な書籍や雑誌を読み、実態や勉強方法を学びました。10月からKALSに入りました。講座は理系英語しか取っていませんでしたが、良いペースメーカーとなりました。

英語については、大学入試に出てくる様な英文とは違い、論文体なので、独学ではなかなかいい教材が見つからないと思います。その点KALSでは、毎週東大や東工大などの理系の研究科の過去間に触れることができ、大学院英語のレベルや調子に慣れることが出来ました。

専門については、実際に志望の大学院に行き、そこの大学で使っている教科書を買って勉強しました。他大学受験というハンデを和らげる為にも、重要なことの一つだと思います。英語にも共通することですが、受験を志したらすぐ、その大学院の過去問を入手し、傾向をチェックする必要があります。そうしないと、教科書を片っ端から勉強しなければならなくなるからです。傾向を知ることにより、最小限の努カで大きい効果を挙げることが出来ます。

研究室訪問は必ず!
これは絶対にすべきだと思います。実際、私の在籍していた大学の研究室の中には、訪問にも来ない様な無礼な奴はとらない、という所もあったからです。また、直接教授の話を聞くことにより、その教授の人柄や、研究室の雰囲気が分かります。中でも、院生からの情報は大変貴重なものでした。面接では過去にどういう分野から質間されたかなど、内部生しか知りえないことを教えてもらいました。

口答試問〜笑顔で落ち着いて
私が受けたのは一般入試ではなかったため、当日は口頭試問だけで、英語と専門の基本的な質問がされました。面接や口頭試問では、笑顔で落ち着いて受けることが大切。またここでも、研究室訪問の威カが発揮されます。面接官の中には当然、自分が志望している研究室の教授もいますので、前もって会っておくことで、面接官全員が見ず知らずということを避けられ、緊張もとれます。

KALSで得た受験テクニック
私はKALSには5ヶ月程しか在籍していませんでしたが、その間で得たものは貴重なものでした。講師の方がされる、受験の裏情報や、色々な技術など、今でも記億に残っています。予備校のいい所は、受験生が沢山いるということ、気持ちを維持できるということにあると思います。自分の周りに内定者が出てきたり、内部受験者ばかりという中で、他大学を受けるという、言うなればイバラの道を歩み続ける為には、中途半端な気持ちでは挫折してしまいます。

しかし、自分はあの教授の下で勉強したいんだという強い意志があり、努力を惜しまなければ、他大学だろうが関係ないと思います。また勉強と同時に、的確な情報も重要です。私の受けた特別選抜は、大学での成績において、「優」が半分以上であれば受験資格を貰えるというものでしたが、この様な推薦試験を実施している大学院は他にもありますので、ネットや募集要項でくまなく調べることが肝心です。

最後になりましたが、大学院の倍率なんて、1倍台や2倍台が殆どです。落とすための試験ではありません。イバラの道などと厳しいことを書きましたが、情報を貪欲に収集し、効率よく勉強に励めば、誰にでも合格する可能性は十分にあります。強い意志で合格を勝ち取って下さい。



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