MBA・経営・商学系
H・Hさん
明治大学大学院 商学研究科 商学専攻(マーケティング)

 今後、受験される方へのアドバイスとしては、外国語も専門科目も、とにかく基礎を固めることが合格への近道だということです。基礎さえちゃんと固めておけば、成績はぐぐっと伸びてくるものです。大抵の方は、英語を外国語として選択されると思います。その方たちの基礎といえば、それはやはり大学受験の英語だといえるのではないのでしょうか。

問題自体は、国立系の大学入試と問題傾向は似ていると思います。ただ、一般的に院受験の場合は、長文自体それ程長くなく、また全訳という問題も多いので、パラグラフ・リーディングはあまり必要無いでしょう。その代わりに、文法と構文のしっかりとした知識が必要となってきます。全訳ではその両者がしっかりとしていないと、致命的な失点となってしまいます。

次に受験生の方にとって一番関心があると思われるテクニカル・タームですが、ある程度、長文を読むと同じ単語が出てきていることに気が付くと思います。明治の程度であれば、同レベルの入試問題を〜問も読んだころには、大体一度は見たことがある単語ばかりになると思います。その状態になったならば、完全にそれらの単語をマスターすればテクニカル・タームもそれ程恐れる必要も無いのではないでしょうか。

私は、これ以外特にテクニカル・タームに関してはほとんど何もしていません。あと問題を解くときには、自分の受験する学校が辞書持込みを許可していても、辞書は使用しないで問題を解くことをお勧めします。その事によって、分からない単語を前後の文脈から見当をつけて「間違いではない訳」を作り出す練習になるからです。要は減点されない訳が出来れば、入試は十分です。

 私は昔から本番に弱いタイプだったので、いかにして自分の力を発揮するかということを色々考えてみました。入試前になると、不安で勉強が手につかない時があると思いますが、そんな時こそ最高の入試の模擬演習です。ですが、全く入試と同じ条件では駄目です。同じ制限時間でも問題を少し難しくするか、同レベルの問題で時間を短くして負荷を増やしてやると、より一層良いトレーニングになるはずです。

最初は集中できないかもしれませんが、それがあなたの「実力」です。しかしながらこんなことを1ヶ月もしていると、緊張することに慣れてきて、本番ではベストに近い自分の力を出すことが出来たと思います。

 本番の入試では「力を出すためのトレーニング」を色々やってきたので、良い緊張を持って自分の力を出すことが出来ました。試験会場では周りの人がみんな賢く見えるかもしれませんが、それは相手も同じこと。ちなみに英字新聞を読んでいる人がいましたが、彼は1次試験に落ちていました。2次試験も自分の思っていることをぶつけて行った方が良いのではないのでしょうか。臆することなく受けることが肝心です。
 河合塾ライセンススクールでよかった点を言うと、私が受講していた経済系英語のテキストが良かったと思います。特に巻末の和訳付きの過去問がとても役に立ちました。

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