法学・政治学系
T・Uさん
専修大学大学院 法学研究科 公法学専攻
横浜国立大学大学院 国際社会科学研究科 経済関係法専攻

○アドバイス
 私は大学時代、商学系の勉強しかしたことがなく、法律系の勉強は初めてでした。やはり、商学系と法学系では傾向が違います。下手に今までの知識を使って考えるよりも、頭を真っ白にして、1から法律学の勉強を始める気で取り組んだ方がいいと思います。

特に英語は、経済系と法学系では単語の訳し方からして違います。単語の訳ひとつで文章が大きく変わってしまう場合もありますから、法律系の単語をしっかり訳せることが必要です。後は、いかに長文をうまく訳すかも必要です。

やはり、日本語訳を読んで、それが日本語になっていなければそれは訳ではないからです。専門科目は、あまりあちこちの参考図書に手を出さない方がいいと思います。自分で本屋や図書館を歩き、自分にあった参考図書を2冊程度見つけて、勉強を進める方ががいいと思います。

もちろん、受験用図書と一般書は違いますが、河合塾の方で参考図書もいくつか示してくれますので、そのなかで自分にあったものを見つけることが重要だと思います。

○本試験実況中継
 私は両校とも、一次試験は英語と専門科目1科目という試験内容を選択しました。英語は、専修大学は長文2題中1題を選択して要約、横浜国立大学は1題は長文訳、もう1題は部分訳でした。

両校とも辞書持込可ですが、いちいち単語をひいていては時間が足りません。ボリュームがあるので、試験時間中の集中力が必要だと思います。専門科目は、専修大学は六法持込可ですので、六法を利用して試験内容と関連がありそうなことを書きました。

横浜国立大学は六法持込不可で、しかも自分があまり勉強しなかった部分から出題されてしまったため、わけがわかりませんでした。でも、書かないことには採点をしてもらえないので、とりあえず自分で考えて書きました。

 両校とも、筆記試験合格者のみが口述試験に進めました。口述試験は、もう自分のやる気をアピールするしかないと思います。なぜ自分が大学院に進みたいのか、何をしたいのかを自分なりに考え、自分のやりたいことをアピールし、足りないところは努力でカバーをする、という姿勢が大事だと思いました。先生によっては、質問に答えられなくてもフォローをしてくれます。筆記試験は合格をしているのだから、あとはやる気をアピールしました。目的をしてもって臨むことが重要です。

○河合塾ライセンススクールで学習してよかった点
 私は河合塾では法学系英語のみを選択しました。法学系英語については、先生がいろいろな問題をチョイスして、それを授業中にといて、解説をしてくれます。もちろん解答もありますから、自分で辞書をひいて、自分なりに法学系の英語というものを理解しなければなりません。

もし、河合塾に通っていなかったら、法律学的な訳し方、という基本的なことがわからなかったため、その点はとても河合塾で学習してよかったと思います。あと、研究計画書というのが大体どこの大学院でもあるとおもいますが、研究計画書指導があるのはとてもよかったです。

法律系の勉強は初めてだったのですが、指導があったおかげで大体の道筋を決めることができした。自分で勉強をするには、やはりよっぽどまわりに大学院に精通した方がいないとキツイと思います。過去問題などもありますし、河合塾で学習してよかったと思っています。

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