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法学・政治学系 |
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J・Oさん |
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明治大学大学院 政治経済学研究科 政治学専攻 |
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将来研究者になりたい、専門的知識を身につけたいなど、大学院進学の志望動機は様々であると思います。以前に比べて大学院受験者数が増え、それにつれて大学院の門戸もかなり開かれてきました。それでも、大学院では修士・博士論文を書くことを目的としているので、自分が大学院に入って集中的に研究していきたい分野、また目的を明確に持つことが大事だと思います。
大学院受験にまず必要なことは、自分の研究テーマにそった書物や論文などを検索して読んでみることです。そうすると、どういった先生がその分野について詳しいのかということが見えてきます。この時点である程度、入りたい大学院が絞れてくると思います。
そして、自分がこの先生のもとで研究してゆきたいと思ったら、その先生の研究室や授業に実際に訪れてみることです。そして先生に自分の研究テーマを告げ、先生がそのテーマで自分の研究を受け入れてくれたら、そこから本格的に受験の準備に取りかかります。
自分が受験を希望する大学院を選んだら、すぐに過去問を手に入れることをお薦めします。それも受験校だけに留まらず、同系の分野の過去問、例えば社会学系だったら、社会学系の大学院の過去問を用意するのが良いでしょう。
そして可能ならば、できるだけ遡って過去問を集めたほうがいいと思います。その後、その過去問を分析して、範囲、レベル、出題傾向を確認して、自分が今なすべきことを考えて英語が難関だったら、英語の準備をすればいいし、専門的知識が必要ならば、基本書を勉強すれば良いと思います。
私の場合は、とにかく英語が苦手だったので、まず英語から取りかかりました。使用したテキストは大学受験の時に使用した長文読解用のものと、それに応用力をつけるのに河合塾の総合英語のテキストを使用しました。
河合塾では総合英語を受講していましたが、河合塾のテキストはかなりハイレベルな問題から、比較的易しい問題、そして偏った内容ではなく、幅広い内容を持ったテキストであったのでテキスト一つを予習、復習するだけで、単語や文法を十分学ぶことが出来たと思います。授業だけでなく先生方もいつでも気軽に質問に答えてくださり、またクラスには良い意味でのライバル達がいるので刺激になり、勉強には快適な環境だったと思います。
実際の試験は2日間に渡って行われ、1日目は英語と専門科目でした。私の受験した大学院では英語の長文和訳が2問必須で時間が1時間でした。また専門科目は題近くある問題から1題選択の論述問題で、時間はやはり1時間でした。英語ではかなりの単語力が必要とされました。
一般的な英語力プラス専門的な英語力も必要とされました。専門科目は実際出題された問題はある程度予想できたものでした。そのためすぐに論述にとりかかり、時間内で納得のいく論述ができ、十分に見直しもできました。2日目の面接は3人の面接官で一人は自分の指導教官でした。研究計画書のことに少しだけ触れられましたが、主には雑談程度だったと思います。時間は約分程度でした。
全体の試験の感想としては、英語で%くらいは合否が決定してしまうということです。だからこそ、英語力を鍛えておくことが大事だと思います。これから受験される皆さん、ぜひともこのハードルを飛び越えるよう頑張って下さい。
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