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法学・政治学系 |
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E・Fさん |
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中央大学大学院 総合政策研究科 国際政治専攻 |
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以下の内容は主に国際関係の受験について、自分の経験を話させて頂きます。
○学部生、浪人生、他大学は小さな問題
私はいわゆる浪人生であり他大学受験でした。それも、一度就職をした会社を辞め、新聞屋で毎日仕事(結構きつい)をしながら1日3時間の勉強がやっとという浪人生活にもかかわらず、運良く合格を手にする事ができました。
当初は「そんな状況で院入試なんて大丈夫だろうか」と不安を感じていましたが、結論から言うと、学部生だろうが浪人生だろうが、そして他大学受験でも働きながらでもあまり関係がないと思いました(もちろん働く時間を勉強に充てれば尚良いのですが)。
というのも一部の大学を除き、院入試も所詮はペーパーテスト、即ち英語と小論文でいくら点数を取れるかの「本番一発勝負」だと感じたからです。「点を取る」という意味では大学受験と同じであり、院受験は決して特別な受験ではないと考えて結構だと思います。
○学習方法
そんな私が取った学習方法ですが、こんなやり方で1日3時間、半年の勉強で受かった人間もいるんだぐらいに思い読んで頂ければ幸いです。
(1) 英語
英語は河合塾の「法学系英語」、この講義の予習、復習、そして授業で十分でした。自分が院入試の英語で難しいと思ったのは、専門的な内容(どう訳すか)と単語の難しさであり、文法自体は大学受験レベルで十分に対応できると思いました。
要は漠然とわかっている内容をうまく日本語に訳せるようにし、単語の語彙を増やしさえすれば良いと思ったのです。そのため、講義でひたすら長文と接することで上手い日本語訳の仕方を鍛え、それと同時にわからなかった単語は別ノートに書いて毎日確認する。このやり方で毎日1時間、自分では納得のいく勉強スタイルであり、力がついてくるのを感じることができました。
(2) 専門
大学卒業から1年後に再び勉強を始めた私は、とにかく「1日2時間読む」を心掛けました。前半は忘れていた国際政治の基本事項確認のため、市販テキストやAERAMOOK
の「国際関係学がわかる」等の雑誌に目を通した上で、後半に志望大学の試験にでそうな分野に関する本と、自分の研究に関する本を読み込みました(とはいえ5、6冊でしょうか)。
そしてもう一つは「国際関係、政治学」の講義です。この講義を毎週受けることで、自分の勉強を補強する事が出来たと思います。講義では例えば「グローバリゼーション」など、最も一般的な国際関係の諸問題を一通り確認することが出来るに加え、後半には実際に過去問を解いて添削してもらうことで、最後の総仕上げには最適でした。
○最後に
院入試は半年が勝負だと思います。絶対に受かるという志と共に、半年間集中して勉強ができれば、まずボーダーに立つことは可能だと思います。あとは当日の運でしょうか。
何か質問等ありましたら、気軽に連絡下さい。あまり力になれないかとは思いますが、出来る限り協力させて頂きます。
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