その他
H・Nさん
目白大学大学院 国際交流研究科 国際社会専攻

河合塾ライセンススクールで学習して良かった点
 私は歳代の現役社会人である。私が大学院受験を決意したのは2001年3月である。それまでは現職の遂行と子育てに忙殺されていた事と併せて〜歳代の頭脳明晰で学習条件が兼ね備わった人達と受験競争する事など狂気の沙汰と意識に上らなかった。

 しかし、戦後日本が暴走してきた護送船団型の社会経済システムはその構造によって崩壊が止め処も無く、私達の一人一人の生存を危機に追い詰めてきている。なお、私の職務が保健福祉領域である事からもこの現実から逃れられない。自分の生きる条件を誰に託しようもない。切羽詰まった境地に陥って、これは学術的に道を拓くしかないと一途に大学院進学を決意した。

受験準備は皆目見当つかず本屋めぐり・インターネット等で調べるも大学院の過去問・研究課題の書き方や例題集など全く見つからなかった。さらに予備校を検索したが極めて少なく、予備校のガイダンスに参加する(個別面接含)も的を得ず、最後に辿り着いたのは新聞でみた河合塾であった。

その際に大学院入試対策の根幹は小論文にあることを確信もって説明して頂き、今までのガイダンスにはない真理があると確信し直ちに入校を決意した。私の受験対策は揺るぎなくここから始まったのである。更に言うならば壮絶な世界に無防備で挑む私に、信じて学習すれば成し遂げられることを保証してくれる気がし、余分な不安を持たずに歩ませてくれたのである。

 私は一目散に小論文の講座に入った。小論文が何なのか・形式・形態等はどのようなものなのか全く知識はなかった。そこから勉強かと想定していたが、講座の先生はそのことにそれ程拘らず、日頃遭遇人間にはない切れ味で論点を展開してくれた。

大脳皮質が全開大する興奮であった。そして書く事を第一義的に進められた。そうは言うが書くことは資料や参考図書の活字を読めば解る、自分の思考として文字にできると言うものでない障壁にぶつかりうるのである。でも何故か意欲をなくすとか、痛みではなかった。

 それは凄烈な先生の論点に限りないエネルギーが凝縮しており、それを頂けたから内容はともあれ、書けば書けるのであった。私は途中で挫折するかもしれないと思いつつもただの1度も書けないことはなかった。毎回原稿提出は1〜2番目であった。

かつ何も解らない研究計画も回目ころから構想が明確になってきた。そこから関係文献等を貪り初めて8月に上旬には小論文の宮内先生の指導を受けられた。中身については良いでしょうと言うことだった。それよりもどこにも教えてもらえないこととして、大学院との関わりを見透かすように手ほどき頂いたことは余りに重要不可欠な受験対策であった。

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