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その他 |
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T・Tさん |
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東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学専攻 |
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合格体験記などに書けるようなことを、何もしていないように思いますが、自分の大学院受験の在り方を振り返ってみようと考えました。
私は、学部時代、外国語学科に入り、外国語を主に勉強しました。外国語のほかにも、その地域の文化や社会について学んだのですが、私は外国語よりも、その国の環境政策の在り方に非常に興味を持ちました。そのことが、大学院受験を考え始めたきっかけです。しかし、大学院受験を考えたといっても、とりたてて何かをするというわけではなく、自分の興味のある本をだらだらと読んでいました。私の場合、勉強というよりも、ただ、趣味として読書をしていた感じです。それでも、その趣味的感覚や興味が、私の大学院受験を最後まで支えてくれました。
「いくら大学院で勉強したいと考えても、試験にパスしなければ、院で学べない」と考え、焦りを覚え、私はKALSに通うことにしました。
KALSでは、総合英語と小論文を受講しました。総合英語では、私にとってみれば、とても難しい英文を扱っていたので、英文を把握するだけでも精一杯でした。レベルが高すぎて落ち込む日々もありました。小論文では、毎回違うテーマについて考える機会が与えられ、思考力の特訓になったように思えます。そして、小論文を制限時間内に書くという課題も出されるので、お粗末ながらも、考えたことを文章にする力が養われました。この小論文の授業のおかげで、研究計画書も割とスムーズに進みました。
研究計画書といえば、非常に重要なのですが、KALSでは計画書の指導もしてくれるので、存分に利用しました。ただ、研究計画書の指導相談が2回しか出来ないことや、先生に質問があっても、「帰りの時間に質問をすることは禁止」などの約束事があって、「もっといっぱい質問したいことがあったのに」と残念に思ったことがあります。
大学院受験は、大学受験とは異なり、情報がなくて、受験生は不安です。KALSには、せっかく、優秀な大学院生を輩出した実績があるのですから、その大学院生達の座談会を開いたり、受験生が院生とコンタクトを取ることが出来る機会を設けてあげればよいのではないかと思います。
私は、幸いにも希望する大学院に合格することが出来ましたが、それは、自分が、「これならやってみたい、勉強してみたい」という目標があったからこそだと思います。その目標に向かう手段として、KALSという予備校があるのです。私は、不真面目で、全然努力家ではありません。でも、自分の研究してみたいことに向かって努力してみたのは、悪くなくて、むしろ達成感が気持ち良かったです。
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