今年2校受験し2校共、無事に合格できました。短期間で合格できたのも、河合塾ライセンススクールのおかげかと思っております。少しでも、今後大学院受験を目指している方々のお役に立てればと思い、執筆させていただきます。
崖っぷちの受験準備
実際に私がKALSに通学したのは6月下旬からです。ビジネススクールを希望していた為、経営学の通学コースを受講させていただき、9月の社会人入試で明治大学グローバルビジネス研究科、10月の社会人入試で中央大学国際会計研究科に合格できました。入講の時点で、経営学の先生との個別面談があり、『受験までの期間が少したりないのではないか?』との指摘を受けましたが、今では、そのご指摘により、崖っぷちに立たされた心境になり、ふんばれたのではないかと思っています。
筆記試験がなくても専門科目の知識は必要
社会人入試のため経営学に対する論文はありませんでしたが、論文の試験がなくても経営学のアウトラインは押さえておくべきだと思います。何故なら、研究計画書の作成、面接には、必ず経営学に対する知識を要求される為です。私が行った勉強は、KALSの授業及び、論文の宿題のみ。特に心がけた事は、必ず宿題を翌週までにこなして提出するという事だけです。
結局最後まで、教科書等を見ながらでないと、問題を解く事が出来ませんでしたが、経営学の論文は、与えられた様々な問題や語句を、どれだけ自分の表現で的確にまとめられるかにかかっていると思います。自分ひとりでまとめる事ができなくても、本を見てまとめるという練習だけでも、合格できる力は十分つくと思います。
初めは全く論文の書き方すら分かりませんでしたが、KALSで講義を受け最終的には経営学の知識を短期間で、広範囲にわたり習得できました。その知識は、研究計画書及び面接に役立ちます。ビジネススクールを目指す方がいましたら、経営学を一通り勉強する事をお勧めします。大学院入学後も効果的に研究を進めていくことができると考えます。
研究計画書対策
研究計画書については第一に、自分自身の仕事から生じた問題意識を研究計画書の題材にする。第二に、大学院に進学しなければいけない理由に着目。つまり『私は実社会で疑問を感じた。それは大学院に進学しなければ解決できない。もしくは進学する事が最も自分の近道となる』これを、研究計画書として自分の言葉で書けるかが、合否を分けると思います。研究内容も重要ですが、個人的には、それ以上に『大学院に進学して研究をしたいんだ!』という熱意も大切だと感じています。
面接対策
面接の質問は大きく分けて2つです。1つ目が、専門的分野の質問。2つ目が志望理由です。面接での専門的質問の9割以上は、自分が提出した研究計画書に関係する質問だと思って良いのではと思います。その為私は、前述した研究計画書を通常よりも多めに書く事により、大きなメリットを得ました。何故なら、最初に用意した計画書の範囲から質問がはみ出す事はなかった為です。もし、規定通りの字数で用意していたら、面接で質問を受けた範囲までの知識獲得及び、自分の考えをまとめる事がなかったと考えます。
志望理由も結局は研究計画書と同じです。つまり『私は実社会で疑問を感じた。それは大学院に進学しなければ解決できない。もしくは進学する事が最も自分の近道となる』これだけを、面接官に伝えれば良いと思います。今回面接を受けてみて、結局はどんな質問がきても、違う言葉でのこれの確認だと感じました。
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