国際協力業務に携わるために
将来国際協力の仕事がしたいと思い、その為により専門的な勉強が必要になったため進学を決意。特に神戸大学は開発経済学では有名な大学でした。過去問との相性もあると思います。開発経済学で言うと、名古屋大学、神戸大学、広島大学の3大学が有名ですが、過去問を見比べて、自分が勉強して解ける問題を比較的多く扱っている神戸大学に決めました。また、過去問以上に神戸大学の研究科の図書館などのハード面、教授陣の顔ぶれ、インターンシップ制度やゼミの運営状況のようなソフト面も充実していることも重要な決め手でした。
科目別学習アドバイス
専門科目:参考になる専門書を2〜3冊、ノートにまとめながら読み込んでいきました。研究室訪問の際、参考文献を紹介していただき、それを読み込んでいく作業をしました。また、過去問が過去5年分は大学にて入手できるので、パターンを分析して、想定問題を作って暗記しました。
英語:専門英語で書かれた原本を日本語で出版されているものを片手に自分で和訳しながら読んでいきます。読解の力はこれでかなりついたと思います。
わたしは、大学受験は指定校推薦だったため、まともな受験勉強はこの大学院受験が初めてです。高校生が大学受験に使う参考書を、単語・文法・構文・長文・英作という順番で頭に叩き込んでいきました。人より勉強していなかった分、最初の2ヶ月は単語と文法だけで終わってしまうほど、勉強の効率が悪かったです。それでも英語は努力に比例して成果が出てくる学問なので、3ヶ月、4ヶ月すると、ミドルグレードの長文は読みこなせるようになります。
勉強時間ですが、わたしは4月に受験を決意し、9月に試験でした。5月くらいからは1日8時間くらい勉強したと思います。本番1ヶ月前の8月は12時間以上勉強した日もあります。勉強は時間ではなく濃度ですが、やはりあれこれやっていると長時間になりました。専門科目、英語の両方に言えることですが、まず暗記です。専門用語、単語構文をインプットします。そしてそれがしっかり身についているかどうかを確認する作業としてアウトプットしていきます。過去問は3回解きました。問題集も3回繰り返しました。そしてなによりKALSで受講していた授業について言えば予習よりも復習に力を入れました。実際力がつくのは復習です。
本試験報告
まず、筆記試験があり、翌日に合格発表。合格者のみ面接。倍率は1次2次通して2倍くらいです。面接では、なぜ神戸大学を選んだのか、将来はどういった分野で働いていきたいのかを聞かれました。一人20分くらいです。面接対策としては、自分が何のために大学院に行くのか、卒業後の進路はどうするのか、院で研究したいことはどんなことで、なぜそれを研究するのか、を考えておくといいでしょう。
KALS利用法
英語に不安があったので、英文法、ミドルグレード、ハイグレードの3つを受講しました。英語に自信のない方は英文法とミドルグレードの2つをおすすめします。ハイグレード英語はかなりむずかしめです。しかし、KALSで難しい英語に慣れておけば、本番の英語試験では余裕を持って問題を解くことができます。受講する科目で悩んでいる人は、一度大学の過去問を見てから検討するのがいいと思います。
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