経済系
H・Rさん

一橋大学大学院 経済学研究科


国際社会の問題は経済が中心
私は今年、一橋大学大学院の経済学研究科に合格しました。私は学部時代は国際学部所属で、国際社会の様々な問題を、政治、宗教、経済などの多様な視点から学んでいましたが、その中でも特に経済的な問題こそが、現代国際社会が抱える課題の重要な割合を占めていると思い、その問題を学問的に究明したいと思ったことが、一橋大学大学院の経済学研究科を受けることになった動機でした。

情報収集から開始
自分は外部受験でしたし、全くの畑違いの分野に対する挑戦でした。本格的な準備を始めたのも四月に入ってからです。準備期間が足りないという自覚はありましたが、だからといって闇雲に勉強を始めることはしませんでした。まず情報収集に時間を割くことが重要だと考え、受験の際のセオリーや、自分の進路に有益と思われる大学院を探すこと、入試傾向などを調べることから始めました。最初に情報収集を行ったので、実際に勉強を始めるときも、無駄な時間を使うことなく、目標を絞った上で能率的な学習をすることが出来たと思います。

大学院受験に必要な勉強量は、大学受験に比べたら少ないものです。例え準備期間が数ヶ月しかなかったとしても、明確な学習計画とノルマを設定し、それをこなすことが出来たなら充分に乗り越えられるハードルです。そうした学習計画を立てるためにも、志望校の選定と情報収集は欠かせません。現在受験生の皆さんにはこの点に気をつけて欲しいと思います。

本試験報告
本試験は一次が筆記、二次が面接でした。大学受験の時、大教室に百人単位の人が集まる中で試験を受けた人には拍子抜けかもしれませんが、試験会場の雰囲気はむしろ普通の学期末試験のような感じだと思ってもらえればいいと思います。

次の二次面接ですが、これはけっこう厳しくやられました。面接担当官からは「君が希望する教授についていくには、学カレベルが足りないだろう」とまで言われましたが、何とか合格できました。どんなことを言われてもうなだれたりせず、自分のやりたい研究内容をハッキリと伝えようとしたこと、伝わりきっていないと感じたときは、さらに詳しく説明しようとしたことなどが、積極的な姿勢として評価されたのかなと思います。これは自分の経験則ですが、面接はガッツです。自分の研究計画を細大漏らさず完璧に説明できるようにしておくことは大前提ですが、その上で「自分は絶対この大学に入る!」という気合いで望むことが大事です。取り敢えず面接中は、教授の目を見つめ続けながら話して下さい。目は口ほどにものを言います。

そうした自分の大学院受験にとって、KALSは大きな手助けをしてくれました。まず、研究計画書の指導を受けられたことが大きかったです。この個別指導のおかげで、自分の研究計画が持つ弱点や、その研究計画が大学側の目にどのように映るかを教えてもらいました。講義が分かりやすく、非常に有意義だったのはもちろんですが、時間の都合で受けられなかった講義も受けられるようバックアップしてくれるビデオ補講の制度が本当に有り難かったです。自分の受験モチベーションを高める上で、また受験突破の戦略を立てるための情報収集センターとして、KALSの受講は非常に有意義だったと思います。



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