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[心理学(専門科目)の対策]

出題傾向

少し前までは、心理系大学院の専門科目試験と言えば、心理系学部の知識を前提とした、より専門的な知識や理解度・意見等を問う論述問題が主流でしたが、近年、用語知識を確認するような基礎的な問題を課す大学院が増加しています。とりわけ、その大学院研究科が、臨床以外の他の研究分野(認知や社会など)もある場合、「共通問題」という形で基礎的な用語問題が出て、プラス専門科目で各領域の問題(認知、発達、臨床などを選択するもの)を出題するところが増えているようです。さらに、今までの入試の主流は、用語問題も含め論述(記述)形式でしたが、最近の受験生の増加から、採点の便宜を図った記号回答問題も増えつつあります。

[対策T]これから心理学の学習を始める方
心理学を初めて学ぶ方は、まず心理学の分野について知る必要があります。臨床心理士の資格が定着し臨床心理学は有名になりましたが、臨床心理学は心理学の一分野に過ぎません。しかも、臨床心理学は「応用心理学」です。心理学とは人間についてその心の動きを研究する学問ですが、その分野は、生理や感覚・知覚、学習、実験、認知、発達、パーソナリティなどさまざまです。このような基礎となる心理学を応用したものが臨床心理学であり、臨床心理学をやるためには、他の心理学の知識が不可欠なのです。

したがって、入試対策としては、最初は心理学の概論書を2〜3回通読することから始めるとよいでしょう。できれば、2、3冊の概論書を読み比べてほしいと思います。

[対策U]心理学の概論書レベルの知識がある方
(1) 専門語を理解する
心理系の学部・学科生(同卒業生)など心理学の概論書レベルの学習が終わっている方は、用語集を中心に学習を進めるとよいでしょう。用語集を読んでいると、用語の説明や意味がよくわからないところが出てくると思います。その際には、その用語が用いられる分野の概論書か心理学辞典(事典)で調べてください。臨床心理士を考えているのであれば、臨床系の概論書や臨床心理学辞典、カウンセリング辞典の数冊は必要です。
志望校をすでに決めているのであれば、過去問を検討してください。大学院によっては、出題分野が偏っている場合もありますので、そのようなケースでは特定分野を集中して学習してもよいでしょう。ただし、他の分野も概論書レベルの知識がないと、あとで苦労することは間違いありません。また、過去問はあくまでも過去の入試問題、入試傾向が変わり、違う分野が出題される可能性がないとは言えません。
(2) 論述の練習をする
試験答案を書く練習は重要です。練習の題材としては、過去問を使うとよいでしょう。自分の志望する大学院以外についても過去問をいくつか取り寄せておくと、問題演習に使えます。



心理統計の学習

心理統計の出題がある大学院を受験する方は、その対策も必要です。対策にあたっては、理科系の学生のために書かれた統計の本ではなく、心理学を学ぶ学生のために書かれた統計の本を使って学習しましょう。統計の本は、原則として前から順に丁寧に読んでいってください。また、演習問題があれば、それもぜひやってください。大学院入学後や修士論文作成時に統計の知識は絶対必要となります。


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