○ 会計専門職大学院で学べること
会計という分野は、経営・経済・ファイナンス等多くの分野と密接に関連しています。したがって、会計専門職大学院では、多岐にわたる領域の学習が可能になります。
大学院によって領域の特徴がありますが、会計分野では簿記、財務会計、国際会計、公会計、管理会計、原価計算、財務分析、監査論、環境会計等、経営分野ではコーポレート・ガバナンス、経営管理、組織論、戦略論、人的資源管理、流通システム、マーケティング等、そして経済・ファイナンス分野では、ミクロ経済、マクロ経済、財政学、金融論、産業組織論、デリバティブ、資本・証券市場研究や、これらを理解するツールとしての数学、統計学等、さらに、法律分野として、商法、証券取引法、税法、国際税法、民法、債権法、破産法等などが履修項目とされています。
リカレント教育の場として会計専門職大学院進学を考えられる社会人の方も多いでしょう。現在でも、公認会計士、税理士等、職業会計人がキャリア形成のため、大学院での教育を通じてより専門的な知識・スキルを習得することを目的として会計専門職大学院で勉強しているケースが見られます。キャリアの棚卸し的なマイルストーンとなるだけでなく、様々な業界、職歴のクラスメートと共に学ぶことで、その後公私共に宝となるひじょうに豊かな人脈形成ができることも、専門職大学院進学の大きなメリットでしょう。 |