1.2004年4月「専門職大学院」が動き出します
日本の大学院は大きく変質しました。2002年11月に改正された「学校教育法」により、大学院の目的として"高度専門職業人の養成"の位置付けが法制度的にも明確になったからです。それを具現化する"専門職大学院"が、いよいよ2004年4月に誕生します。
昨年より半ば話題を独占している法科大学院(ロースクール)も、この専門職大学院の一つです。法科大学院については、2004年度は全国68校で開校し総定員は約5,600名です。2003年度の新設大学院等の総定員が3,000名程度だったことを考えれば、この定員数は驚異的と言えるでしょう。
法科大学院以外でも、専門職大学院については15校(総定員910名)が2004年度に新たに開校します。その前身とも言える「専門大学院」と合わせると25校となりました。現代の日本の社会事情を鑑みれば、高度専門職業人を養成する"専門職大学院ブーム"は今後しばらく続くことが予想されます。 |
|